無年金者の父を持った人の話

タイトルそのまんまで、私の職場で無年金だった父親を持った人の話です。


職場で雑談をしていた時に、定年を2年後に控えた職員がいて、再就職の話やら、年金の話になりました。

そこで、その人の父親(既に他界)が無年金で、大分苦労をさせられた、という話になりました。

私も子を持つ父であり、感じるところもあったので、記事にしてみます。




職場の人のケース


この職員は、年齢58歳、勤続37年、それほど出世はしておらず、仮の呼び名を山下さんとします。


山下さんの出身は青森県で、単身で関東に出てきて、私の属する組織に就職します。山下さんのお父さんの仕事は職人であり、年金を掛けるくらいなら、酒代に充てるような人だったそうです。(皮肉にも山下さんは下戸)山下さんのお父さんは、60歳半ばにして、健康を害して働けなくなり、年金ももらえないので、貯金を取り崩しての生活になります。そして、徐々に生活が苦しくなったので、山下さんが青森から関東に呼び寄せて面倒をみることになります。晩年は、4年半入院して亡くなったそうです。入院時の金銭的な負担は、全部山下さんが面倒をみたそうですが、月々15万円くらいになったそうです。なくなったのは5年ほど前、年齢は80歳前半だったそうです。

山下さんのお父さんは全く年金に加入していなかったらしく、年金はゼロです。

健康保険は山下さんの扶養に入り、生活費も全てを山下さんが負担したそうです。

本人曰く「大分貯金を切り崩した」そうです。


山下さんのお父さんは、職人なのでおそらく、自営業などの1号被保険に入るべきだったと考えられます。満額納めていると、65歳から基礎年金がもらえます。平成27年の基準だと、月々15000円ほど納めて年間77万円ほどの受け取りになります。


労働者として働けなくなったとしても、年金をかけていれば、老後の収入は入ってきます。




公的年金の頼もしさ


私は公務員で、今年の10月から共済年金から厚生年金に切り替えになりました。

仕組みはよくわからんのですが、月々の負担は1万円くらい増えていました。

なんだよ、損した~と思う反面、もらえる年金は増えるはずです。(←多分)

だって、いっぱい払っているんですから。

厚生年金は基礎年金の上乗せの2階建てなので、現役時代の負担が多ければ、将来もらえる年金は増えます。



最近、長生きのリスクという言葉を目にします。

日本は世界トップレベルの長寿国であり、今後も医療の進歩で、平均寿命は延びると見込まれる。ひょっとすると100歳くらいまで生きてしまうかもしれない。老後資金の準備は大切ですよ。なんて感じですかね。


100歳まで生きてしまったら、金銭的に大変ですよ!と言うのは、公的年金で生活費が足りない人のケースです。

公的年金の範囲で生活できる人には、莫大な老後資金を用意する必要はありません。


公的年金は、個人がどういう年金制度に属していたかで、給付額は大きく違います。

無年金なら、ゼロ。
1号保険なら77万円。
会社員40年なら200万円オーバー

夫婦二人とも無年金ならゼロ
夫婦二人とも1号保険なら154万円
会社員と専業主婦世帯なら260万円
夫婦二人とも会社員40年なら400万円オーバー


公的年金は、終身保険みたいなもので、生きていればもらえるし、死んでしまったらもらえません。

なので、長く生きるほど得をして、早死にすると掛け損になります。

しかし、人は何歳まで生きるのか、あらかじめわかりません。なので、終身保険的な位置づけの公的年金は、その意味で頼もしい制度だと思います。

仮に200歳まで生きたって、年金が給付されるんですから。



無年金で長生きした場合の最大の被害者は、その人の子供でしょう。

上記の山下さんは、働けなくなった自分の父親を関東に呼び寄せて面倒を見て、最後は多大な入院費を負担しています。

大分貯金を食いつぶしてしまったそうです。


親子、兄弟などの親族は、互いに扶養し合わなければならないと民法に定められているそうです。

助けられるのに助けないのは、処罰されるとかいう次元の問題ではなく、道義的な問題です。

以前、年収5000万円の芸能人の母親が生活保護費を受給していたとして、世間から叩かれていました。



私は、自分の老後の面倒を子供に押し付けたくはないのですが、仮に世話になるにしても、お金の面での負担は掛けたくないです。

我が家は公務員の私と、3号保険者の妻の世帯なので、定年まで働けば、年間260万円くらいもらえると思います。(←今の給付水準で)

取りあえず、これだけもらえれば、ただのお荷物ではなく、収入のあるお荷物になれます(笑)

子供を持った以上、年金にしっかり加入しておくというのは子供に対する責任だと思います。(←反リタイヤ的な考え)





今回、題材にさせてもらった、山下さんは、気さくで裏表のない人です。しかし、本人にブログの題材にする許可は得ていません。

無断で記事にしましたが、超ドマイナーブログの記事になったところで、リアルな影響は皆無だと思います。私のブログから、実際の山下さんにたどり着く可能性は皆無です。

仮に私のブログが、リアルでの影響力を持つようにまで育って、実際の山下さんにたどりつく可能性が出てきた場合、この記事は削除します。




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カトヒレ

Author:カトヒレ
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